なつかしきあの日、あの時。
心に残る思い出──「昭和」。
宮崎県──県北地域(延岡市・日向市・門川町・美郷町・諸塚村・椎葉村・日之影町・高千穂町・五ヶ瀬町)
宮崎県の北部は、延岡市を別にして海岸平野が狭く、陸上交通の便に恵まれなかったため、東・西臼杵地域といえば、長い間日本の僻地のように思われてきた。しかし、大正十二年の日豊本線全通を機に、延岡に日本窒素肥料(現旭化成)が進出。これが、工都延岡の出発点となる。
本書には、この宮崎県の県北地域で撮影された「昭和」時代の写真600点超を収録した。懐かしい街並みや商店街、激変した郊外の風景、鉄道をはじめとした交通網の変化、懐かしの学び舎のほか、「国鉄高千穂線」「槇峰鉱山での暮らし」「師走祭り」など、当地を語るうえで欠かせない内容は、フォトコラムとして特集している。
初版1,000部の限定出版で、増刷は行わない。
表紙画像は、綱ノ瀬川を渡る高千穂線(昭和63年)。
〈監修〉
甲斐 亮典(カイ リョウスケ)/元宮崎県文化財保護審議会会長・国交省宮崎河川国道事務所学識者懇談会委員
〈編集協力〉
後藤 徹一(ゴトウ テツイチ)/元県立高等学校校長
増田 豪(マスダ ゴウ)/延岡市内藤記念館専門学芸員
緒方 博文(オガタ ヒロフミ)/日向市教育委員会
原田 須美雄(ハラダ スミオ)/美郷町文化財保存調査委員会副委員長
安在 一夫(アンザイ カズオ)/郷土史家
判 型 A4判、上製本
頁 数 280頁(カラーページ16頁)
発売日 2019年11月1日
本体価格 9,082円+税
ISBN 978-4-908436-40-6
2019年12月18日追記
本書の内容について間違いがございました。
謹んでお詫び申し上げます。
訂正箇所につきましてはコチラから確認願います。
■目次■
巻頭カラー 色彩の記憶──カラー写真でたどる郷土の昭和
1 昭和の幕開き
2 戦時下の暮らし
3 昭和の教育制度の変化
フォトコラム 昭和を駆けた子どもたち
4 戦後の街並み
5 変貌する風景
フォトコラム 県北の海水浴場
フォトコラム 高千穂峡
6 交通の変遷
フォトコラム 山間地域を結んだ鉄道
7 祭りや伝統芸能
フォトコラム 師走祭り
8 暮らしと生業のスナップ
フォトコラム 旭化成の進出
フォトコラム 槇峰鉱山での暮らし
9 わが町のできごと散見