なつかしきあの日、あの時。
心に残る思い出――「昭和」。
高知県―四万十市・宿毛市・土佐清水市・幡多郡(大月町・黒潮町・三原村)・四万十町(旧大正町・旧十和村区域のみ)
旧幡多郡全域(四万十市、宿毛市、土佐清水市、大月町、黒潮町・三原村、旧大正町、旧十和村)を対象に「昭和」時代に撮影された写真を600点超収録した、圧巻のボリュームの写真集。
高知県の西南部に位置し豊かな自然に恵まれた当地域は、大和政権下では「波多国」として成立し、中世に前関白一條教房が下向するなど、独特の歴史や文化を伝えています。
本書ではそんな幡多の昭和初期から戦前の姿を記録した貴重な写真や、戦争直後の南海大地震から復興する市民の姿、埋め立てによって広がる市街地、賑やかな各地の祭りや行楽地のようすなど、戦後の市民が写した懐かしい暮らしのひとコマひとコマを集大成して地域のアルバムとしています。
また、大正末年に完成して昭和の幕開きを飾った四万十川橋や、戦時中に分村して大陸へ渡った満蒙開拓団の歴史、戦後の島の生活など地域ならではの話題を特集したコラムも充実しています。
〈監修〉
宅間一之(タクマ カズユキ)土佐史談会会長
判 型 A4判、上製本
頁 数 280頁(カラーページ16頁)
発売日 2017年9月9日
本体価格 9,250円+税
ISBN 978-4-908436-10-9
2019年12月24日追記
本書の内容について間違いがございました。
謹んでお詫び申し上げます。
訂正箇所につきましてはコチラから確認願います。
■目次■
巻頭カラー 色彩の記憶――カラー写真でたどる幡多の歴史
1 昭和の幕開き
フォトコラム 大正15年「四万十川橋 架橋」 ~地方費五〇万円の大鉄橋
2 昭和初めの幡多逍遙
3 銃後の暮らし
フォトコラム 幡多郡満蒙開拓団の記憶
4 昭和の学校
フォトコラム 南海大地震
5 懐かしい風景や街並み
フォトコラム 島の生活
6 交通手段の変遷
7 暮らしのなかの出来事
フォトコラム 昭和の子どもたち
8 人びとの暮らしと産業
9 川とともに生きる
フォトコラム 四万十川下流域の沈下橋
10 受け継ぐ祭りと伝統行事