なつかしきあの日、あの時。
心に残る思い出――「昭和」。
奈良県ー奈良市
奈良市全域を取材対象とし、「昭和」時代をとらえた写真を収録した圧巻のボリュームの写真集。
丹念な取材により集まった約5,500点の写真から、未公開写真を中心に600点超を選び出し、懐かしい街並みや商店街、激変した郊外の風景、懐かしい鉄道駅や元気な子どもたちの姿など、テーマごとに12の章に分けて紹介した。写真1点1点には、地元を深く知る執筆者による詳細な解説が付き、写っているものごとを多角的に読み取ることができる。
1,500部限定出版で、増刷は一切行わない。
〈執筆・監修〉
説田晃大(入江泰吉記念奈良市写真美術館 奈良市美術館兼任学芸員)
〈執筆〉
乾聰一郎(奈良県立図書情報館)
岡岩坂七雄(日本民俗学会会員)
大宮守友(一般財団法人氷室神社文化興隆財団代表理事)
西城浩志(京都大学鉄道研究会会員[OB]・「鉄道史料」編集長)
佐藤明俊(奈良県立図書情報館嘱託)
佐藤敦子(奈良県教育委員会事務局文化財保存課非常勤嘱託)
中澤静男(奈良教育大学准教授)
水谷友紀(京都造形芸術大学非常勤講師)
武藤康弘(奈良女子大学教授))
森川博之(精華町立図書館・元奈良県立図書情報館)
山上豊(奈良大学文学部非常勤講師)
判 型 A4判、上製本
頁 数 280頁(カラーページ16頁)
発売日 2015年8月8日
本体価格 9,250円+税
ISBN 978-4-902731-82-8
本書の内容について間違いがございました。
謹んでお詫び申し上げます。
訂正箇所につきましてはコチラから確認願います。
■本書の主な内容■
巻頭カラー 色彩の記憶──カラー写真でたどる古都奈良の昭和
1 古都の原風景
2 戦時下の奈良
フォトコラム 入江泰吉が見た仏像疎開
3 戦前・戦中の学校教育
4 平穏を取り戻した暮らし
5 奈良観光と市民のレジャー
フォトコラム ふたつの消えた遊園地
6 交通網の整備・発展とともに
フォトコラム 近鉄地下化工事と油阪駅の廃止
フォトコラム 幻の「奈良安全索道」
7 郊外と里山、名勝を巡る
フォトコラム ダムに沈んだ月ヶ瀬
8 人びとのなりわいの光景
9 昔ながらの町、新しい町
10 年中行事と伝統行事
フォトコラム 春日若宮おん祭り
11 追想― 奈良の出来事
フォトコラム 良弁杉、倒れる
12 戦後の学び舎
フォトコラム 早く来い布目川の水
――子どもたちがつないだ「メデシンウォーター」
フォトコラム 子どもたちのスナップ