なつかしきあの日、あの時。
心に残る思い出――「昭和」。
佐世保・平戸・松浦・佐々・小値賀!
古来から漁業や造船など、海とのかかわりで繁栄してきた長崎県北部に位置する佐世保市、平戸市、松浦市、佐々町、小値賀町。
なかでも、北松浦半島は近代国家の建設を支えた石炭の供給地として繁栄した歴史をもち、また、明治期に鎮守府や海兵団が置かれた佐世保は、昭和戦前・戦中にかけて軍港として栄え、敗戦後には連合軍の駐留によって、独特な発展を遂げました。
こうした特色あふれる佐世保、平戸、松浦、佐々、小値賀の昭和を記録した600枚以上の貴重な写真で、懐かしい昭和の風景がよみがえります!ふるさとの歴史が詰まった1冊です。
表紙カバー写真は、佐世保にあったバー・マウントロッキー〈佐世保市栄町・昭和28年〉です。
1,500部限定出版。
別掲ブログで本書のミニ写真展公開中!
〈監修・執筆〉
山田 千香子(長崎県立大学経済学部地域政策学科教授)
吉居 秀樹(長崎県立大学経済学部地域政策学科教授)
〈執筆・編集協力〉
小関 彰博(フリーランス編集者)
川内野 篤(佐世保市教育委員会社会教育課学芸員)
祖谷 敏行(佐世保市郷土研究所郷土研究員)
瀬尾 泰平(宇久史談会会長)
塚原 博(小値賀町歴史民俗資料館元学芸員)
中島 眞澄(佐世保史談会副会長・事務局長)
中田 敦之(松浦市教育委員会文化財課課長)
萩原 博文(活水女子大学非常勤講師)
橋口 孝三郎(佐世保史談会会員)
久村 貞男(佐世保地区連合史跡保存会会長)
山口 日都志(佐世保史談会会長)
吉福 清和(長崎県文化財保護指導委員)
判 型 A4判、上製本
頁 数 280頁(カラーページ16頁)
発売日 2013年8月11日
本体価格 9,514円+税
ISBN 978-4-902731-54-5
■本書のおもな内容■
カラー口絵 色彩の記憶──佐世保・北松浦の昭和
1 昭和初めの暮らしと街並み
2 戦前戦中の学校
3 銃後を守る人びと
4 占領そして復興へ
フォトコラム 炭鉱で栄え、炭鉱とともに沈んだ
5 経済成長期を迎える
フォトコラム 造船の町
6 暮らしの風景
日常の風景を切り取った写真家 川高吉
フォトコラム おくんちの賑わい
7 交通手段の整備と伸展
8 戦後の学校
フォトコラム 粗衣・粗食、六・三制、すし詰め
フォトコラム 戦後の子どもたち
9 わが町の出来事散見
フォトコラム 三川内焼