「この風景が胸に沁みる」
岡崎から飯田まで、愛知県を縦断する飯田街道は、古くは「塩の道」とよばれ、三河湾の塩が矢作川をさかのぼり、中馬の背にゆられて信州まで運ばれた。
この街道の風物や暮らしをペン画家柄澤照文(からさわてるふみ)が20年がかりでスケッチ。 緻密な街のパノラマ、やわらかい線が綾なす山村風景に、心なごむ掌編雑記をあわせ、今にのこる道の姿を渾身の80余景で紹介する画文集です。
〈著者・監修〉
柄澤 照文
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判 型 A5判
頁 数 152頁
発売日 2004年11月25日
本体価格 1,600円+税
ISBN 978-4-902731-01-9
『塩の道旅日記』の主な内容
1、三河の塩
塩田のあった風景/矢崎川河口/地域文化広場のみえる風景/生田の海岸/雨/カネニ杉江商店屋上より/清城町より成岩を望む/大浜港
2、矢作川舟運
平坂港/雲が泳ぐ河原/中畑の河原/天笠柱(たものさ)/中畑橋北の倉庫
3、岡崎、そして足助街道へ
県営明神橋住宅より遠望/菅生川の歳時記/殿橋/満性寺南岸/岡崎信用金庫本店屋上にて/ひとつわかったこと/矢作橋/交通の要衝/矢作神社前の木造倉庫/八丁風景/村積山のある風景/弁天の空家/平古の民家/仁右衛門土場
4、足助
足助鳥瞰/西町の家並み/玉田屋/大見屋界隈/公民館前の広場/商工会/屋根/宗恩寺より足助中学校を望む/マンリン小路/6年後のマンリン小路/紙屋/自転車屋/本町区民館界隈/郵便局前の商家/東店/大和屋界隈/後藤洋裁店界隈/慶安寺前の小路/足助川沿いの家並み/たばこや商店界隈/ホームラン食堂/お釜稲荷の鳥居/足助川と小出家/旧寄宿舎/農家
5、中馬の道
稲武町西小田木を望む/つたや/稲武鳥瞰/大和屋/武節の空家と路地
6、下伊那
根羽バス停付近/根羽小学校/根羽村のお店たち/新町の家並み/西川さん宅/浪合郵便局下/民宿熊谷二階ベランダにて/川上家/妻入りの民家/旧中屋界隈/三階建ての建物
7、飯田
風越山/切石の民家/旧金物屋/八十二銀行前の野菜直売所/風の通り道/トップヒルズ本町二階より/追手町小学校
岡崎から飯田まで
旅を振り返って