春日井市は、昭和18年に東春日井郡勝川町、鳥居松村、篠木村、鷹来村の四町村が合併して誕生した。古事記や日本書紀に登場するヤマトタケルに関連した地方伝説や日本を代表する平安時代の書家・小野道風、秀吉と家康による小牧長久手の戦いなど、日本の歴史に深いつながりを持ち、また、市内には旧石器時代の上八田遺跡や文化財が多く残る。戦後は名古屋のベッドタウンとして、かつて広がっていたのどかな田園は住宅地へと変わり、市街地が連なる都市へと成長を遂げた。
本書は、春日井市の80年の歩みを写真で振り返るとともに、まちの魅力を後世へと伝えることを試みた一冊である。市制施行時から戦後復興期、高度経済成長期、平成期などに撮影された写真をふんだんに収録し、春日井市の変遷がわかるよう構成した。また「定光寺」や「勝川周辺の都市基盤整備」など当地域の特徴的な出来事はフォトコラムとして特集した。
収録地域=春日井市
〈監修・執筆〉
櫻井芳昭(春日井郷土史研究会会長)
〈執筆〉
金子 力(春日井郷土史研究会)
高橋敏明(春日井郷土史研究会)
水野 隆(勝川駅周辺まちづくり協議会会長)
渡辺 徹(春日井郷土史研究会)
判型 A4
頁数 280頁
発売日 2023年4月28日
本体価格 9082円
ISBN 978-4-908436-92-5
1500部限定
■目次■
巻頭カラー カラー写真で見る春日井情景スナップ
終戦までの郷土の姿
変わりゆく街並みと風景
フォトコラム・名所・定光寺
戦後の暮らしとなりわい
戦後の出来事を振り返る
交通網の変遷
祭りと民俗行事
フォトコラム・賑わう春日井まつり
戦後の学校と教育
フォトコラム・昭和の子どもたち
昭和から平成へ
フォトコラム・勝川周辺の都市基盤整備