なつかしきあの日、あの時。
心に残る思い出――「昭和」。
大阪府――大阪市
「読者の視線と共感がこれらの写真を、個人的な記録を越えた市民共有の財産へと昇華させていく。それらは後世に受け継がれていくべき価値あるものなのである」――(橋爪節也氏、巻頭言より)
大阪市全域を取材対象とし、「昭和」時代をとらえた写真を収録した圧巻のボリュームの写真集。
一般市民の応募、また関係諸機関からの提供により集まった約5,000点の写真から、未公開写真を中心に600点超を選び出し、懐かしい街並みや商店街、激変した郊外の風景、懐かしい鉄道駅や元気な子どもたちの姿など、テーマごとに10の章に分けて紹介した。
写真1点1点には、地元を深く知る執筆者による詳細な解説が付き、写っているものごとを多角的に読み取ることができる。
4,000部限定出版。増刷は一切行わない。
〈監修〉
橋爪節也(大阪大学教授 共創機構社学共創本部/総合学術博物館/大学院文学研究科兼任)
〈執筆〉
伊藤 純(帝塚山大学非常勤講師)
駒井詩子(ピースおおさか専門職員)
武部好伸(エッセイスト、関西大学社会学部非常勤講師)
船越幹央(大阪市博物館協会学芸員)
古川武志(大阪市史料調査会調査員)
判 型 A4判、上製本
頁 数 288頁(カラーページ16頁)
発売日 2018年11月9日
本体価格 9,250円+税
ISBN 978-4-908436-25-3
本書の内容について間違いがございました。
謹んでお詫び申し上げます。
訂正箇所につきましてはコチラから確認願います。
■目次■
〈巻頭カラー 〉
色彩の記憶──カラー写真でたどる昭和の情景
大大阪モダニズム――印刷物に見る都市の賑わい、美しさ
終戦直後の大阪――綿業会館の秘蔵写真から
1 躍動する大大阪
フォトコラム 御堂筋の整備と日本初の公営地下鉄
2 昭和の幕開きと人びとの暮らし
3 戦時下の大阪
フォトコラム 初代通天閣の炎上と解体
4 盛り場と商店街
フォトコラム 街を彩る建造物――いまも健在なりや
5 余暇を楽しむ市民――映画・デパート・遊園地
6 忘れがたい風景
7 交通網の整備と変遷
フォトコラム 橋と渡船――浪華八百八橋、水都の情景
8 寺社と祭礼、年中行事
9 戦後教育と追憶の学舎
フォトコラム わんぱく行進曲――戦後復興から高度成長期の子どもたち
10 おおさか喜怒哀楽――昭和の生活点描
フォトコラム 大阪万博の記憶――人類は進歩したのか、調和したのか