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小説 二葉御殿

小説 二葉御殿(西尾典祐著 定価1,500円)

小説二葉御殿−電力王と天才女優が遺した館−

2006年(平成18年)1126日 朝日新聞−ダイジェスト】

 日本の電力会社の礎を築いた福沢桃介と日本初の女優・川上貞奴。

 「文化のみち二葉館」=名古屋市東区撞木町=の副館長(当時)西尾典祐さん(50=当時)が、大正時代に同館で暮らした桃介と貞奴の半生を描いた小説「二葉御殿」を出版した。資料などに基づき、時代背景や登場人物などを忠実に再現し、「二葉館を知るガイドブックになれば」という。

 「小説 二葉御殿」は、二葉館を訪れる人に桃介と貞奴の関係を聞かれた西尾さんが、「2人を一つに結びつけた資料は少なく、きちんと説明できるものを」と筆を執った。二葉館に、2人に関する資料が残っていたこともあり、これを活用し、2人が生きた時代を丁寧にたどった。伊藤博文や市川左団次、ピカソ、ロダン、福沢諭吉、松永安左衛門など、登場人物も多彩。西尾さんは「波瀾万丈の2人の人生を通して、産業の発展や演劇界の流れなども紹介したかった」と話す。ただし、2人の恋愛感情や心の動きなどは「想像を膨らませて描いた。二葉館について新たな発見ができるかも」という。

2007年新年号 「中部財界」第50巻第1号】

  名古屋城から徳川園にいたる界隈は、明治から大正にかけ実業家や文化人が交流を重ねた地区で、現在ではその拠点となった貿易商井元為三郎旧邸などを中心に「文化のみち」と名づけられ多くの来訪者でにぎわっている。わけても東二葉町にあった旧川上貞奴邸を移設・復元した「二葉館」は、建築の豪華さ、時代に先んじたオール電化施設などの斬新さで際立ち、往年のきらびやかな世情が偲ばれる。

 福沢諭吉の娘婿・福沢桃介は、中部電力や関西電力をはじめ電力業界を育て、電力王の異名をほしいままにした実業家・投資家であった。彼が名古屋を拠点に木曽川の電力開発に乗り出したころ、女優として欧米で名声を博した川上貞奴を愛人として迎えたのが、この屋敷である。そこにいたるまでのふたりの道のりは波瀾万丈であった。本書では壮絶なそれぞれの人生が、数多くの財界人や政治家、文化人などを巻き込んで幅広く展開する。

2006年(平成18年)1227日 中日新聞−ダイジェスト】

 作家で、名古屋市東区撞木町の旧川上貞奴邸「文化のみち二葉館」副館長(当時)の西尾典祐さん(50=当時)が、「小説 二葉御殿」を刊行した。

 日本の女優第一号と言われた川上貞奴と、日本の電力事業に奔走し「電力王」と呼ばれた福沢桃介が1920年から6年間一緒に暮らしたのが二葉御殿。2人の波瀾万丈な人生を並行に追い、出会いや別れ、2人の心のうちに迫った。2人にまつわる登場人物も含め、ドラマチックに描かれる。

 副館長の仕事で資料に当たると、女優の貞奴、事業家の桃介という一面しかないことに気付いた。「もっと人間的な姿を紹介したい」と自ら書くことに。城山三郎さん(故人)が同館に寄贈した資料に桃介のものもあり、生かしたい思いもあったという。

2人が二葉館で過ごしたのは50歳前後で当時では晩年。書き終えて「お互いの人生で、共に幸せだった時期は、この数年だけだったのでは」と感じた。

 「貞奴は芸者、女優、愛人といった単純な見方でしか語られていない。でもむしろ夫だった川上音二郎やパートナーの桃介が仕事面でも助けられていた」。軽視されている貞奴の活躍、強さも描きたかった。日本の電力事業が桃介ら個人によるものだったという史実も知らせたかったという。「2人の生きざまを知って、また二葉館を味わってもらえたら」

2007年(平成19年)31日 中日新聞】

○みんなの本「貞奴と桃介 波乱の人生 西尾典祐さん著」

 一昨年(2005年)、名古屋市東区撞木町に復元された「旧川上貞奴邸」は愛称を「文化のみち二葉館」という。当館副館長(当時)の西尾典祐さんが、女優貞奴と支持者であり愛人だった福沢桃介の波乱に満ちた人生を、政治・経済・文化の世界で活躍した当時の人々の

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